いやぁあまりに刹那過ぎる姿に
彼の
「もう今年で37歳だし、十分やりました。家族の元に帰ろうと思います」
という彼のコメントは本当だと思う。
スーパーファイト 武田幸三引退試合 K-1ルール 3分3R
●武田 幸三(治政館)VS アルバート・クラウス(チーム・スーパープロ)
2R 2分19秒 ドクターストップ
僕は彼に謝らなければいけない。
昨晩、テレビで観戦していた時には、「いかにノックアウトされるか」を考えているように感じ、
「なぜなんだ?」
歯痒い思いで画面を見つめていた。
ラストではある、しかし試合なのだ。「倒す、蹴る、勝つ」この想いが伝わってこなければ、意味がないじゃないかと。
観る側の勝手な思いは、勘弁してもらいたいが、今朝観直してみると僕が間違っていたことに気づく。
クラウスはパンチの強い選手。
谷川氏は「やるかやられるか」と表現するが、彼の現在では、その戦い方しか「勝ち」がないのだ。
僕は、
「それしかできない」という彼のコメントは半ば諦めに近い言葉と捉えていたのだが、
勝負、勝つことを前提にした場合彼に残された唯一の戦術だったのかも知れない。
彼の代名詞、ローを打つ。どうしてもガードが下がる。
2003年の魔裟斗戦を見返せば、同じローを蹴るにも上体まではぶれない。しっかりと顎をしめることを忘れない。
ローがプレッシャーになって前に出れるからパンチも打てていた。
3Rという短い戦い、手数の重要性も感じただろう
「やるかやられるか」という表現は今でも好きになれないが
「やられるか、やるか」に勝負をかけていたのかも知れないなぁ。
本当にお疲れ様です。君が憧れたK-1以上に君は輝いていた。

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